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Claude Code × Codexで「迷走しない」複雑開発を回す——フェーズ承認制テンプレート

(メタ説明/要約) 複雑な案件ほど"全体計画→詳細計画→実装→振り返り"の粒度を間違えると迷走します。本稿では、Claude Code と Codex を組み合わせた「フェーズ承認制(Phase-by-Phase Approval)」運用を紹介。全体は骨子だけ、フェーズ単位で計画→承認→実行→AARのループを回すだけ。プロンプトの即使いテンプレと、逸脱を防ぐガードも付けています。


この記事で解決できること

  • 大規模・複雑な開発で、AIエージェントの"暴走"や"やり直し地獄"を防ぐ
  • 設計〜実装〜学びの流れを、常にフェーズ単位で可視化する
  • 承認の単位を明確化して、意思決定とロールバックを楽にする

結論:やることは"これだけ"

  1. 全体計画は骨子だけ作らせる(承認しない)。
  2. フェーズXの詳細計画を作らせる。
  3. フェーズ単位で承認→実行→AAR(事後報告)
  4. 次フェーズへ。同じループを繰り返す。

ポイントは「全体を細かく決めない」。実行承認は必ずフェーズ単位に限定します。


なぜ迷走するのか(背景)

  • 全体計画の解像度が高すぎる:初期の"仮説"に過剰拘束され、環境差異や依存のズレで崩壊。
  • 承認の境界が曖昧:どこまでOKなのか不明で、AIが"親切"に範囲外まで動く。
  • 事後報告が散在:ログがない/差分が粗い/成果物の"所在"が曖昧で、再現・ロールバックが難しい。

フェーズ承認制は、承認の粒度をフェーズに固定して、上記をすべて潰します。


Claude Code × Codex:役割の切り分け

  • Claude Code(作業者) 実装・編集・コマンド実行。各ステップ前に「実行予定」を宣言し、あなたの合図で1ステップずつ進む
  • Codex(参謀) 設計レビュー、代替案、リスク指摘、チェックリスト。基本は Analyze-onlyで開始し、必要時のみRead許可。

この二人体制で、「手を動かす」と「考える」を分離。衝動的な実装を防ぎます。


運用フロー(標準ループ)

0) 全体計画=骨子だけ(承認しない)

  • フェーズは3〜6個に分解。
  • 1フェーズ=「目的→主要成果物→主要リスク」だけ
  • 実装手順やファイル名はここに入れない。

1) フェーズ計画(詳細化)

  • 入力(前提/必要ファイル/環境)
  • 出力(成果物/変更対象/成功判定テスト)
  • 手順(最大7ステップで一行ずつ)
  • リスクと回避策(3つ以内)
  • 所要時間の相対見積(S/M/L)

2) 承認→実行(Claude Code)

  • 各ステップ前に「実行予定コマンド/編集対象/差分の要旨」を宣言。
  • 毎ステップ停止→"続行"合図で再開
  • スコープ外に触れそうなら即停止して質問。

3) AAR(事後報告)

  • 実行ログ(実コマンド、変更ファイル、差分の要旨)
  • 成果物の所在(パス/ブランチ/ビルド出力)と起動確認方法
  • 想定と実測の差(時間/難易度)
  • 学び(次フェーズに活かす1点)
  • 次フェーズへの前提条件チェック(満/不満)

コピペで使えるプロンプト集

全体計画(骨子のみ:誰にでも最初に投げるやつ)

この案件の全体計画を"骨子だけ"提示してください。
- フェーズは3〜6個に分解
- 各フェーズは一行で「目的→主要成果物→主要リスク」を記述
- 実装手順・コマンド・具体ファイル名は禁止(骨子のみ)
最後に「承認待ち:はい」を付けて出力

フェーズ計画の要求(詳細化)

フェーズ《X》の詳細計画を作成。
含めること:
1) 入力(必要ファイル/前提/環境)
2) 出力(成果物/変更対象/成功判定テスト)
3) 手順(最大7ステップ、各1行で)
4) リスクと回避策(3件以内)
5) 所要時間の相対見積(S/M/L)
ここでは実装・編集は禁止。最後に「承認待ち:はい」を付けて。

承認と実行指示(Claude Code向け)

フェーズ《X》の詳細計画を承認。範囲外の作業は禁止。
各ステップの前に、必ず
- 実行予定コマンド
- 編集対象ファイル
- 差分の要旨
を宣言してから着手。毎ステップで停止し、私の「続行」で次へ。
完了後はAAR(実行ログ/成果物の所在/起動確認/想定vs実測/学び/前提条件チェック)を提出。

参謀レビュー(Codex向け)

フェーズ《X》の詳細計画をレビュー。
以下4点を簡潔に:
- 見落としやすい依存関係
- 競合する手段(代替案は1つまで)
- ロールバック案
- テストの宿題
実装は禁止。

逸脱ガード(Claude Code向け)

以下に該当する場合は即停止して報告→質問:
- 変更予定外のファイルに影響が出る
- テストが失敗して暫定修正が必要
- 見積(S/M/L)を1段階以上超えそう
報告フォーマット:
「停止理由→想定リカバリ→私への質問」

フェーズ「完了条件」チェックリスト

  • 成果物の所在が具体(パス/ブランチ/出力ディレクトリ)
  • 検証手順が自走可能(指示をコピペ実行で再現できる)
  • ロールバック一行方針がある(例:git checkout -p/revert等の具体)
  • 外部依存(API鍵・CI設定等)の準備責任と手順が明記
  • テスト結果がYes/Noで判定できる

よくある失敗と回避

  • 全体計画が詳細すぎる → 骨子に制限。「目的/成果物/リスク」以外はフェーズで初めて書く。
  • フェーズ計画の言葉が曖昧 → 「整備する・準備する」は禁止。何をどこに置くかを書く。
  • 参謀に案を出させすぎる → 代替案は常に1つまで。意思決定を鈍らせない。
  • 実装の連続自動進行 → 毎ステップ停止をプロンプトで強制。合図がない限り進ませない。

ミニFAQ

Q. 全体計画を承認しないのはなぜ? A. 序盤の"仮説"を未来にまで引きずらないため。環境や要求は動く。承認はフェーズ単位が正義。

Q. フェーズの粒度は? A. 1〜2日で終わる規模が扱いやすい。長くても1週間以内を目安に分割。

Q. ログや差分の粒度は? A. 「何を、どこで、どう変えたか」が人間に追える最小単位。ファイル名と差分の要旨は必須。

Q. CodexにReadをいつ渡す? A. "参謀の洞察が足りない"と感じた時だけ一時的に。常時Readは与えないのが原則。


導入のコツ(すぐ効く3点)

  1. テンプレを固定:本稿のプロンプトをそのまま使う。
  2. 停止ポイントを明示:毎ステップ停止は"運用ルール"として宣言。
  3. AARを資産化:AARは次フェーズの前提条件に直結。履歴=設計知として残す。

まとめ

  • 全体は骨子だけ。承認しない。
  • フェーズ計画→承認→実行→AARのループだけで進める。
  • Codexは参謀、Claude Codeは手を動かす実装者
  • スコープ逸脱は即停止→質問
  • 成果物の所在・検証・ロールバックを常に明文化
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