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【AIコード時代】ノーコードの次は理解できるコード時代!AI生成コードを読む新スキルの5つの習得法

はじめに

「ChatGPTに頼んだら100行のコードが生成された。動くけど、何をしているかよくわからない...」

AI時代のプログラミングで、こんな経験ありませんか?

ノーコード開発が「プログラミング不要」を謳った一方で、次に来る波は「理解できるコード」時代です。

現在多くの開発者が直面している問題:

  • ブラックボックス化: AIが生成したコードの内容が不明
  • デバッグ困難: 問題が起きても原因を特定できない
  • 拡張性の欠如: 改修時にコード全体を理解できない
  • 技術的負債: 理解しないまま使ったコードが後で問題に
  • 学習機会の喪失: コードを書かないことで成長が止まる

しかし、AIは「書いてくれる」ツールから「理解を助けてくれる」ツールへと進化しています。

今回は、AI生成コードを適切に理解し、活用するための新しいアプローチをご紹介します。


コード生成から理解支援へのパラダイムシフト

従来のAI活用(生成重視)

典型的な使い方

ユーザー: 「ユーザー認証機能を作って」
ChatGPT: [100行のコードを生成]
ユーザー: 「動いた!完了!」

問題点: - コードの構造が理解できない - セキュリティホールに気づかない - 他の部分との連携で問題が発生 - メンテナンス時に手詰まり

新しいアプローチ(理解重視)

推奨される使い方

ユーザー: 「ユーザー認証機能を作って」
ChatGPT: [コードを生成]
ユーザー: 「このコードの各部分を詳しく説明して」
ChatGPT: [各行・各関数の役割を説明]
ユーザー: 「なぜこの方法を選んだの?」
ChatGPT: [設計思想とトレードオフを説明]

定量的な把握の重要性

生成前後の変化を数値で把握: - 「今のプロンプトで何行増えた?」 - 「新しい関数は何個追加された?」 - 「追加された変数の役割は?」 - 「依存関係はどう変わった?」


実践的なAI活用開発手法

Step 1: コード生成と同時に解説を要求

効果的なプロンプト例

以下の機能を実装してください:
「商品検索機能(フィルタリング・ソート機能付き)」

ただし、以下も併せて提供してください:
1. 各関数の役割と責任の説明
2. 使用したアルゴリズムの選択理由
3. パフォーマンスの考慮点
4. 潜在的なセキュリティリスク
5. テストで確認すべきポイント

Step 2: diff(差分)による変化の把握

Before/Afterの明確化

変更前の状況を教えてください:
- ファイル数: 3つ
- 総行数: 150行
- 関数数: 8個

今回の追加で何が変わりましたか?
- 追加ファイル数: ?
- 追加行数: ?
- 新規関数数: ?
- 変更された既存関数: ?

Step 3: 段階的な実装と理解

小さな単位での確認

## フェーズ1: 基本構造の理解
- [ ] データ構造の設計を確認
- [ ] 主要な関数の役割を理解
- [ ] 入出力の仕様を確認

## フェーズ2: 詳細ロジックの理解
- [ ] アルゴリズムの選択理由を確認
- [ ] エラーハンドリングの方針を理解
- [ ] パフォーマンス最適化ポイントを把握

## フェーズ3: 統合と拡張性の検証
- [ ] 既存コードとの連携を確認
- [ ] 将来の拡張可能性を評価
- [ ] リファクタリングの必要性を判断

具体的なコード理解の実例

例1: React コンポーネントの生成と理解

生成されたコード

import React, { useState, useEffect } from 'react';
import axios from 'axios';

const UserList = () => {
  const [users, setUsers] = useState([]);
  const [loading, setLoading] = useState(true);
  const [error, setError] = useState(null);

  useEffect(() => {
    const fetchUsers = async () => {
      try {
        const response = await axios.get('/api/users');
        setUsers(response.data);
      } catch (err) {
        setError('ユーザー取得に失敗しました');
      } finally {
        setLoading(false);
      }
    };

    fetchUsers();
  }, []);

  if (loading) return <div>読み込み中...</div>;
  if (error) return <div>エラー: {error}</div>;

  return (
    <ul>
      {users.map(user => (
        <li key={user.id}>{user.name}</li>
      ))}
    </ul>
  );
};

export default UserList;

理解のためのAI質問例

このReactコンポーネントについて教えてください:

1. なぜuseState が3つも必要なの?
2. useEffect の依存配列が空配列 [] なのはなぜ?
3. try-catch-finally の構造になっている理由は?
4. key={user.id} が必要な理由は?
5. もしユーザーが1万人いたら、何か問題は起きる?

AIからの回答で理解を深める

1. 状態管理の分離設計:
   - users: データそのもの
   - loading: UI状態の制御
   - error: エラー状態の管理

2. 空配列依存: コンポーネント初回マウント時のみ実行

3. エラーハンドリング: 通信失敗時のユーザー体験向上

4. Reactのkey属性: 効率的な再レンダリングのため

5. パフォーマンス懸念: 
   - 仮想化(react-window)の検討
   - ページネーションの実装
   - メモ化(React.memo)の活用

例2: データベース操作の理解

生成されたSQL

SELECT u.id, u.name, u.email,
       COUNT(o.id) as order_count,
       SUM(o.total) as total_spent
FROM users u
LEFT JOIN orders o ON u.id = o.user_id
WHERE u.created_at >= DATE_SUB(NOW(), INTERVAL 30 DAY)
GROUP BY u.id, u.name, u.email
HAVING total_spent > 10000
ORDER BY total_spent DESC
LIMIT 100;

理解深化のための質問

このSQLクエリの各部分について説明してください:

1. LEFT JOIN を選んだ理由は?INNER JOIN との違いは?
2. GROUP BY で複数カラムを指定している理由は?
3. WHERE と HAVING の使い分けは?
4. このクエリのパフォーマンスボトルネックは?
5. インデックスはどこに張るべき?

AIとの効果的な対話パターン

パターン1: 段階的詳細化

段階1: 全体概要

生成されたコードの全体的な構造と
主要なコンポーネントを説明してください。

段階2: 詳細解説

最も重要な関数 [関数名] について、
行ごとに何をしているか説明してください。

段階3: 設計判断

なぜこの実装方法を選んだのですか?
他にどんな選択肢がありましたか?

パターン2: トレードオフの理解

良い質問の例

このコードの利点と欠点を教えてください:

利点:
- パフォーマンス面
- 保守性
- 拡張性

欠点:
- 複雑性
- メモリ使用量
- 学習コスト

パターン3: 実用的な観点

運用面での質問

このコードを本番環境で使う際に
注意すべきポイントは何ですか?

- セキュリティ
- パフォーマンス
- エラーハンドリング
- ログ・監視
- スケーラビリティ

新しいプログラミング学習法

従来の学習(ゼロから構築)

1. 概念学習  2. 小さなコード  3. 大きなアプリ

AI時代の学習(生成→理解→改良)

1. AI生成  2. 理解分析  3. 改良拡張

具体的な学習プロセス

Week 1: AIに任せる

- 小さな機能をAIに生成させる
- 動作確認のみで詳細は見ない
- 「AIって便利だな」という体験

Week 2: 中身を覗く

- 同じ機能について行ごとの説明を求める
- 各変数・関数の役割を理解
- 「なるほど、こう作られているのか」

Week 3: 改造してみる

- 小さな変更をAIに依頼
- 変更前後の差分を確認
- 「この変更はこの部分に影響するんだ」

Week 4: 自分で変更

- AIの助けを借りながら自分で改造
- エラーが出たらAIに相談
- 「自分でも理解しながら作れる」

理解度を測る実践的指標

レベル1: 表面的理解

チェックリスト: - [ ] コードが何をするアプリケーションか説明できる - [ ] 主要な関数名とその役割がわかる - [ ] 入力と出力がわかる

レベル2: 構造的理解

チェックリスト: - [ ] データの流れを追跡できる - [ ] エラーハンドリングの仕組みがわかる - [ ] パフォーマンスのボトルネックを指摘できる

レベル3: 設計的理解

チェックリスト: - [ ] 設計判断の理由を説明できる - [ ] 他の実装方法と比較できる - [ ] 改良点や拡張方法を提案できる

レベル4: 運用的理解

チェックリスト: - [ ] セキュリティリスクを評価できる - [ ] スケーラビリティの課題を把握している - [ ] 監視・デバッグ方法を設計できる


未来のプログラミング教育

従来のカリキュラム

1. 変数関数の概念
2. 制御構造if, for
3. オブジェクト指向
4. アルゴリズムデータ構造
5. フレームワーク
6. 実践プロジェクト

AI時代のカリキュラム

1. AI活用の基本プロンプトエンジニアリング
2. コード読解理解技術
3. 設計判断トレードオフ評価
4. システム思考アーキテクチャ設計
5. 問題解決デバッグ手法
6. AI支援による実践開発

重要なスキルの変化

減少する重要性: - 構文の暗記 - 細かいAPI知識 - 単純なコーディング速度

増加する重要性: - 要件定義・設計能力 - コード理解・読解力 - システム全体の把握 - 問題解決・デバッグ力 - AI との効果的な対話


まとめ:AIと共に成長するプログラマーへ

「理解できるコード」時代は、AI依存ではなく、AIとの協働を意味します。

今すぐ始められること

生成と同時に解説を要求: コードを書いてもらうだけでなく説明も求める
変更の定量把握: 何行、何関数、何変数が増えたかを意識
段階的な理解: 全体→詳細→設計判断の順で深堀り
実用的視点の質問: セキュリティ、パフォーマンス、保守性を確認

理解重視アプローチの効果: - デバッグ能力の向上: 問題の原因を特定できる - 拡張性の確保: 改修・追加開発がスムーズ - 技術的成長: AI頼りでなく、理解しながら活用 - 品質の向上: セキュリティやパフォーマンスを考慮した開発

重要なのは、AIに作らせることではなく、AIと一緒に理解しながら作ることです。

ノーコードが「プログラミング不要」を謳った次に来るのは、「プログラミングを理解しながらAIと協働する」時代。

あなたも今日から、「理解できるコード」を書くプログラマーになりませんか?


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